スパ太郎の
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スパ太郎Vector 4Seasonsモニター企画「シーズン2」突入!
ルミオンにも履いてみました!
東京で大雪が降った先日。
グッドイヤーのオールシーズンタイヤ、
「ベクター フォーシーズンズ」(Vector 4Seasons)での、都内の雪道をテスト走行ました!
=グッドイヤー
「ベクター フォーシーズンズ」(Vector 4Seasons)について=
コレが「ベクター フォーシーズンズ」(Vector 4Seasons)です!
ホラ、雪マークも付いていて、マッド&スノー特性を持ったオールシーズンタイヤです。
オレのスパシオ(スパ太郎のスパシオねっ!)にも、去年の6月から履いてマス!
実はコレ、日本グッドイヤー(GY)からご提供頂き、オレがモニターをする企画をやってマス!
『モニターっても、ブログには、ダメな所も書いちゃいますよ!』
「どうぞ、どうぞ! 正直に感想を書いてください」
"Vector 4Seasons"は、自信作の様である。
「このタイヤ、今ウチが力入れてる商品なんですけどね。あっちコッチ走り回ってるスパ太郎さんには、「ベクターフォーシーズンズ」は、最適なタイヤだと思いますよ~!」
とGYの方。
実際に、
高速道路や未舗装路などなど、今の所の走行は、予想以上にいい感じ。
(往復1200km以上。岩手のイーハトーブトライアル/七時雨にも行ったヨ!)
タイヤノイズは若干大きくなったけど、さほど気にならない。
事実、妻に言っても「そう? 変わらない気がするけど…」と言う範疇。
「走行中のフニャフニャ感が無くなったね!」は、妻でもわかる様です。
燃費も今までと比べて、悪くなっているワケでも無いです…。
(むしろ高速では伸びているデータ)
でも一方で、
雪道の評価など、ネットでの評判は、酷評が多い感じがする「オールシーズンタイヤ」。
だけど、、、、
でも、よく見てみると、それは結構古い記事だったり。。。
GYの方にお聞きすると、
「今のオールシーズンタイヤは、一昔前よりも大分進化しているんですよ!」 とのコト。
特にこの「ベクター フォーシーズンズ」は、
ドライ路面での剛性感と、ウエット路面でのグリップ力が認められ、
「晴れ、雨、雪」など、気象変化の大きいヨーロッパ市場でも、「標準タイヤ」として採用される様にもなったそうだヨ。
アウディの、「A4」「A5」。 フォルクスワーゲンの、「GOLF」「Touran」、SUVの「Tiguan」等が、標準装備タイヤとして採用しているとの事だ!
(調べれば、もっと有りそうダネ!)
…とは言ってもね。
ネットの酷評を見ちゃうと、「実際の雪道はどうなのよ!?」と思っていたオレ!
ちょっと疑う感もあったのですが、ようやく雪道を試す事が出来ました!
=いざ、雪道走行テストへ!=
沢山降り積もった夜。
パーキングへ行くと…ありゃ! 雪で埋まっちゃってる!!
ホイールの下側が隠れちゃうくらい積もったのか…。
■スパシオ スペック
FFだけど、1600ccのこのクラスにしては、車重は重く、車高も高いです
ABS(アンチロックブレーキ)が付いています
こんな深い雪で出せるかな?
出せたとしても、戻れるかな?
(パーキングと道路の間が段差(坂)になっているのです)
エンジンを掛けて恐る恐る出発!!
「おぉ! こりゃスゴイ!!」
心配するまでもなく、雪をグリップして、グイグイ走りました!
(パーキング、なんなくスタートした跡!)
なんてこたぁないね!
ってか、こんなに走るのか!! とビックリ
テスト走行がメチャ楽しくなっちゃい、「いったいいつになったら帰って来るの?」と、妻から電話が掛かってくる始末……
アイスバーンになった翌朝や、翌々日も走って、
新雪、深雪、圧雪、アイスバーン、坂道など、色々なシーンを試してみました。
いや正直、
ここまで"ベクター フォーシーズンズ"が、スゴイとは思わなかったです!
走ります!!
=雪道 プチ走行の感想=
■シャリシャリのシャーベット状の道
雨天時とほぼ同様に走れるね。
今回の走行では、なんら問題なし。
■新雪
雪をグリップして、グイグイ走ります。
神社の急坂の上り下りも試しましたが、普通に走れてビックリ!
あまりスピードは出せませんでしたが(50km/hオーバー程まででしたが)、発進もブレーキも特に問題ありません。
(もちろん、ふんわりアクセル、ふんわりブレーキで!)
タイヤの特徴を知る為、雪道ではご法度の"急ブレーキ"も試してみました。
グググッ!と、雪を踏みしめた音を出しながら止まります。
もっと強く踏むと、ABSが利いてしまい(ロックした状態)、制動距離が若干伸びますが、想定内で止まります。
タイヤのパターンが、スタッドレスのブロックとは違い、「こんなんで大丈夫なの?」と思ってたんだけど、全く問題ないね!
■深雪
深雪のラインも走ってみました!
…と言っても都内なので、"おなかを擦っちゃう程度~プラスαの深さ"ですが。
(コレはお腹を擦ってませんが、もう少し深くなるとバンパーの下を擦ります)
走行中は問題ナシ!
新雪時と同じ様な感覚です。
むしろ、フロントバンパーが雪を擦っている…事の方が心配になっちゃいました。
ブレーキは、新雪と同様な感じ。
予想以上にグリップして止まりました。
急ブレーキでは、ABSが更に利いて制動距離が伸びますが、想定内で止まります。
コントロールも可能です。
大きく違ったのは急発進。
ホイルスピンし圧雪状態になってしまい、走れなくなってしまいました。
ですが、ふんわりアクセルで前後させ、走り出しのラインを変えてあげれば、なんなく再スタートしました。
(やはり、雪道での急発進はご法度ですね!)
■圧雪
走り出しは気を付けないと、ホイルスピンする事が有りましたが、ふんわりアクセルでなら、問題なくスタートします。
走行中も、"平坦な圧雪"なら問題なく走るのですが、
複数の轍などで出来た圧雪は、表面がデコボコしてる事の方が多いですよね。
凹凸を乗り越える時に、横に流れる感覚が若干有ります。
でも実際の車体の横流れは、感覚とは違い、それほど大きくは有りません。
(雪道に慣れている方ならわかると思いますが…)
走り慣れてしまえば、その感覚にも慣れ、コントロールも普通に出来ます。
※横に流れた…としても、急ハンドル、ブレーキは絶対にNGです。タイヤはジャイロ(回転)しているワケですから、ほおっておけば、たいていは真っ直ぐに走ります
ブレーキは、ふんわりブレーキなら、想定内で止まります。
急ブレーキはABSが更に利いてしまい、制動距離が更に伸びてしまいす。
(それでも「結構止まるモンだね…!」という印象でした)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、ここまでのテスト走行では、オレの中ではかなりの高評価です。
比較的急な坂道でも、予想以上の走りが出来て、ビックリ。
スゴイなぁ。オモシロいなぁ~と走ってました!
さて、アイスバーンでは、どんな感じなのか…。
■アイスバーン
※都内のアイスバーンは、よほどの場所でもない限り、真っ平で鏡面的なアイスバーンはあまり無いです。 たいていは、ザラザラとした氷の粒になっているか、デコボコになった圧雪が解けて凍った状態、アスファルトと氷が混じってる(浅いアイスバーン)などです。
…なので、真っ平で鏡面的なアイスバーンでの走行は行っていません。
走りだしは、モチロンふんわりアクセル。
路面状況によっては、走りだしに空転する事も有りましたが、予想以上にグリップして走り出しました。
走行中、デコボコアイスバーンでは、ククッ!と横に流れる感覚が路面によっては有ります。
坂道での走り出しは、かなり慎重に行いました。
空転してしまう事も有りましたが、方向が変わったり、大きく下がってしまう様な事はなく、何かにグリップして走り出しました。
歩いてれば転んでしまう様な場所でも、かなりグリップするのには正直驚きでした!
ブレーキもまずまず。想定内で止まります。
下り坂のブレーキも、想像以上に利きました。
ABSが利いてしまいズズズっ!っとなっても、車間を十分に取っていれば、自分のペースで止まる事が出来ますね。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
=都内雪道プチ走行 をして 総評=
正直なトコロ、
オールシーズンタイヤ(ベクター フォーシーズンズ)が、ここまでスゴイとは思ってなかったです!!
(タイヤを履きかえてまだ半年…(タイヤが減ってない)という事もあるかとは思いますが)
都内の雪事情を考えてみると…
・1シーズンに数回降る程度
(大雪は数年に数回)
・履き替えた夏タイヤ、冬タイヤを何処に保管するのか…
・踏切や、オーバーパス、アンダーパス、坂道などが不安
・幹線道路は大雪でも直ぐに融けてしまう…
という感じではないかと思います。
今回のテストでは、一番不安だった坂道もなんなく走行しました。
雪の降る回数や、直ぐに融けてしまう事を考えたら、スタッドレスへの履き替えや保管が面倒。
(スタッドレスは減りも早いし…)
幹線道路へ出る為の、雪が積もっている住宅街、なかなか融けない住宅街の雪道をどう走るか…
が、ポイントではないかと思います。
雪が積もっている住宅街、アイスバーンの住宅街を、カッ飛んで走る事はない訳で、
ゆっくり走行ながらも、ちゃんとコントロールして走れるかどうか…
そう考えたら、オレのカーライフの場合、スタッドレスは要らないですね。
「ベクター フォーシーズンズ」で充分間に合いそうです~!
今回は雪の高速道路テスト、山間部でのアイスバーンは行えていませんが、
走った感じでは、高速道でもそこそこ走れるのでは…?という感覚でした。
(ヨーロッパ市場での「標準タイヤ」だけに、コチラのテストも楽しみです!)
山間部でのアイスバーンは、住宅街のアイスバーンの感覚から想像するに、正直ちょっと不安な気がします・・・・。
(まっ、そんな危険な道は、たいてい通行止めになりますけどね!)
GYの方が言っていた
「あっちコッチ走り回ってるスパさんには、「ベクターフォーシーズン」は、最適なタイヤだと思いますよ~!」
は、「ホントそうだよ!」 と実感しました。
実はGYの方からは、
「むしろ、辛辣な感想を言ってほしいんです」と言われているのですが、、、
今の所、辛口意見は見当たらないです・・・。
もっと走るとタイヤがどの程度減るのか…?
減った時のグリップ性能はどうなのか…?
なんかが気になりますねぇ。
それにはもっと走らないといけませんね。。。。
日本グッドイヤー
「ベクターフォーシーズン」HPご参照
スパ太郎、
「ベクターフォーシーズン」関連記事はコチラ
・2012年6月15日 (金)
ベクター フォーシーズンズに履き替えた時の多記事
・2012年6月18日 (月)
ファーストインプレッション記事
amazon:
グッドイヤー ベクター4シーズンズ
=雪道走行について追記=
スタッドレスタイヤを履いていても、タイヤを空転させてしまう方もいる訳で、雪道走行では、ドライバーの経験や技量によっても大きく差が出るかと思います。
オレは決して上手な運転ではないと思うけど、20代の頃は友達のラリーカー(?)で、雪道を頻繁に走っていた経験が有ります。
一般的に、雪道は、ブレーキを極力踏まない(エンジンブレーキが原則)。
アイスバーンでは、完全に停止しない(停止するとスタートできなくなる可能性があります)が、鉄則です。
スピードや車間距離には十分余裕を持ちましょう~!
滑っても、急ハンドル、急ブレーキは厳禁です。
雪やアイスバーンでスタックしてしまった場合、
脱出方法としては、タイヤに毛布やタオルを巻いてみて下さい。
どうしても脱出出来ないばあい、
タイヤの空気圧を抜いて、接地面を増やす…っていう緊急脱出方も有ります。
(タイヤバルブを細く固いモノで押えて(ボクのばあいは鍵の先端やキーホルダーの先端など)、タイヤが軽く潰れるくらい空気を抜いちゃいます。
あくまでも緊急なので、スピードを出すのは厳禁です。スピードは10km/h~20km/hでGSなどで空気圧を基に戻してくださいね!
ちなみに、バイク仲間でもあり、いつもお世話にもなっている、菅原さん。
世界一過酷なラリー、ダカールラリーに出場している このマシンの空気圧は、、、
(TEAM SUGAWARA 日野レンジャー)
砂漠でスタックしても、ボタン一つで空気圧の調整が出来る様になってるそうです。
スゴイよね!
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