TEAM MUGENが6連覇を掲げて今、マン島TTのTT-Zeroに参戦中です。
TEAM MUGEN 神電八
そしてTT-Zeroクラスには、日本からは、プライベーターのTEAM MIRAIも参戦中です!
(※TEAM MIRAIについては、別の記事で紹介しますね!)
■マン島TTレースって?
イギリスの左上にあるマン島で開催されているTTレースは、1907年(明治40年)から続く、世界最古のオートバイ競技で、1周60kmの島の生活道を封鎖して、一般公道で行われるレースです。
レース専用のサーキットとは違って、コースのすぐ脇に民家や石壁などがあり、マンホールや電信柱もある。郊外の直線路では最高速が300km/hを超えるマシンもあって、転倒やコースアウトは重傷か死亡に至る事が多く、世界で最もキケンなレースとも言われているのです。
そのゼロエミッションカテゴリの「TT-Zero」に、TEAM MUGENが電動の最新レーサーマシンで参戦しているのです。
TT-Zeroは1周のレースで、トップクラスになると60kmを18分台で走ってしまう速さなのです。
これがTEAM MUGENの最新電動レーサー、神電八(SHINDEN HACHI)です。
自社開発のオリジナルモーター
コックピット周りはこんな感じ。電動スクーターと同じオートマチック車なので、クラッチレバーや、シフトチェンジペダルがありません。赤い矢印は、左の手元のツマミで、フロントブレーキの調整が出来る様になっていて、その回す方向が示されています。
フロントブレーキレバーには、ブレーキガードが付いてます。接近戦で相手のマシンが当たっても、ブレーキの誤操作を防ぐためです。
クラッシュ時等に、オフィシャルスタッフがボタン1つで、マシンの電源をシャットダウン出来る様に、エマージェンシー用の電源ボタンの着用が義務付けされています。
実はボク、神電八を梱包してマン島に送る前日に、無限で宮田監督にインタビューをさせて頂いたのです。
電装系のスペシャリスト、宮田監督!
■マシンスペック
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車両名 神電 八(SHINDEN HACHI)
全長 / 全幅 / 全高(mm) 2,125 / 680 / 1,130
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 810
車両重量(kg) 248
タイヤ(前) 120/70ZR17M/C (58W)
タイヤ(後) 200/55ZR17M/C (78W)
フレーム CFRP製モノコックフレーム
モーター形式 油冷式三相ブラシレスモーター
最高出力(kW[ps]) 120[163.2]
最大トルク(N・m[kgf・m]) 210[21.4]
バッテリー仕様 ラミネート形 リチウムイオンバッテリー
バッテリー出力電圧(V) 370以上
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「最高速270km/hオーバー」と書きましたが、電動バイクは、コントローラーのセッティング次第で最高速もマシン性能も変わるので、実際にはもっと出ているのかも知れません。。。
■ライダー紹介
起用するライダーも、マン島のトップライダーです。
① #1 マイケル・ルター選手(Michael Rutter)
生年月日: 1972年4月18日 47歳
2011年から2013年までTT-Zeroにモトシズから出場し3連勝した実績がある。TEAM MUGENのライダーとしては、去年から起用され、去年は記録を更新して優勝を果たしている!
●去年のTT-Zeroの成績
タイム:18:34.956
平均スピード:121.824mph(196.05kph)
② #3 ジョン・マクギネス選手(John McGuinness)
生年月日: 1972年4月16日 47歳
マン島TTの通算優勝回数23回
マン島のレジェンドライダーの1人で、故・ジョイ・ダンロップが持つ優勝記録(26回)の、更新に一番近い選手。TEAM MUGENのライダーとしては、2014年(神電参)、15年(神電四)で優勝している。
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↑ナント!
マイケル・ルター選手と、ジョン・マクギネス選手の2人。誕生日が2日違いの同級生!
しかも、マン島のトップライダーとして、自身の記録更新に向けて戦っている2人なのです。
宮田監督によれば、去年の神電七よりも、パワーユニットの性能を向上させた分、フレームや駆動系を強化させた設計になっているそうです。
そして今年は日本国内での開発ライダーには、高橋裕紀選手が起用されたそうです。
■マン島からの中継が有ります!
そして、TEAM MUGENが6連覇達成を狙うマン島からの中継が、マン島TTレースのオフィシャルページ、現地のラジオで、中継が聞けちゃうのです。
マン島TTレース公式HP
https://www.iomttraces.com/
実は他のクラスは既に決勝レースも開催されていて、その中継はモチロン、TT-Zeroや他のクラスの練習走行や、予選も、公式ページで聞けちゃうのです。
・視聴方法は、LIVE→ Commentary をクリックすると、地元のマンクスラジオの中継に繋がります!
それだけではなく、LIVEをクリックすると、レース中や予選中であれば、各マシンの通過タイムがリアルタイムで更新されます。
そして、マン島は天候が変わり易く、レース中の事故やトラブルでも、その日の予選やレースのスケジュールが、頻繁にリ・スケジュールとして更新されます。
こーんな情報が、1日に何度も更新されるコトもあります。
最新情報の入手は、上記公式HP内か、Socialをクリックの公式ツイッターが、一番早そうです。
コレがツイッターダイレクトリンクです!
https://twitter.com/ttracesofficial
■Zero-TT 決勝日
6月5(水)12:45(英国時間 日本時間は6日AM4:45)。
↑
あくまでも、予定です。
マン島の予定は、あまり当てになりません。リスケされたり、天候が悪い場合は日程も変わるので、最新情報は、公式HPやツイッターで確認してくださいね!
ボクもマン島からの中継を聴いて、応援します!!
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