迷子の小鳥

｢パパー！ 下のエントランスに、動かない鳥がいる！｣

と、出かけてたばかりの娘が、勢い良く戻って来た！

｢死んじゃってるの!?｣ と聞くと

｢うんん、２本あしで立ってるの。 動かないから｢置物｣かなぁ…と思ったんだけどね、本物の鳥のように、良く出来てるの!!｣

｢じゃあ、鳥を避けて出かければ良いんじゃない？｣

｢でも恐いから、パパ下に見に来てよぉ～！｣

仕方ないなぁ～ と、下に降りると…

えっ、コレ？　小っちゃ!!!!

｢パパ、これ本物でしょ？｣

どう見ても、ホンモノ でしょ……

｢ケガしてるの!?｣

｢んー、ケガはしていなそうだよ｣

エントランスにまぎれこんでしまい、外に出られない様子だ！

｢この鳥。なんて言う名前だろうねぇ…｣

｢パパ、知らないの？｣

あいにく、ボクは鳥の種類や名前には全く詳しいない…

スズメ…かなぁ？
もっと小さいし、ちょっと違う気もするけど…

｢この小鳥、ウチで飼おうよ!!｣と娘。

娘は、以前から触って心地良い生き物(犬、ネコ、ウサギ、ハムスター、小鳥など)を、以前から飼いたくて仕方ない…だけあって、娘にとっては、またとないチャンスだ！

｢野生の鳥は、飼っちゃいけないコトになってるんだよ！  それに鳥は大空を自由に飛べるのに、小さい鳥籠の中で飼うのは可愛そうだから飼わない!! って、いつも言ってるでしょ？｣

｢えーー！ でも飼いたい!!｣

なんだよ！ さっきまで恐かったんじゃないのかよ？

エントランスの扉を開けると、

｢うあー、飛んでったー!! ｣

待ってましたー!!

と言わんばかりに、勢い良く飛び立って行きました!!

｢ね！ 飛んだ瞬間、嬉しそうだったでしょ？ 鳥は小さい籠で飼うのは可愛そう…って言うのわかるでしょ!?｣

｢うん～～。でもさ。 売ってる小鳥なら、産まれた時から小さい籠の中にいるんだから大丈夫じゃない？｣

と、飼いたい!!  をPRし続ける娘でした…。

この鳥の種類は、何だったんろう。

詳しい方、是非 教えて下さいね!!