日本は森の国。 照葉樹林の話しを聞いた!
先日の三島では、環境目線で色々なコトを学んだのですが、オレ的に、非常に興味深かったのが、この方の講義。
富士常葉大学非常勤講師で、富士山自然誌研究会会長でもある
菅原久夫先生!
今までにもね、いろーんな専門家の先生方から、森や植生の話を聞いてきました。
でも菅原先生の話は、非常に分かりやすかったネ!
植林活動などで大切なのは、もともとその地に生えていた木を調べ、その木を植えるコトが大切!
そう。それはオレも知っていた。
その地の環境に一番適した木だからね!
でも、今では生えていない場所で、もともと生えていた木の種類を調べるだなんて、どうやって調べるんだろう… なんて、ずーっと思ってた。
だって、今までどの専門家の先生だって、「ソレを調べるのが、大切なんです!」なーんて言って、教えてくれなかったしネ!
でも菅原先生は違った!
「日本の古里の森(山ではなく、平地の森ネ!)を作っていたのは、照葉樹林が代表格なんです!」 と、キッパリ!
照葉樹林とは、椿の仲間、椎、樫、アオキ だと言う。
そして、先生の持論では、お茶の木 もその仲間に入るという。
つまり、北は仙台辺り~南西日本~台湾~中国南部、 西はヒマラヤの麓辺りまで分布しているのが、照葉樹林の分布だという。
そう言われて見ると、明治神宮の森は人口樹林だけど、照葉樹林の代表みたいなモンだもんねぇ。
ちなみに、標高700m辺りまでが照葉樹林帯の広がりで、700mを超えると、ブナの世界になって来るのだそうだ!
ブナの原生林で有名な白神山地は、「山地」って付くぐらいだモンね!
そしてコチラ。
三島市と沼津市の間を流れる松毛川(沼津側では"狩野川"と呼ぶ)。
いや、正確には、ココは、大きくクネっていた松毛川を、真っ直ぐに流れるように堤防工事をしてしまい、三日月型の「止水域」になってしまった場所。
この写真じゃ川は見えないけど、右側の森がある辺りから、左へ大きく、死んでしまった川があるのです。
ココも同じく、地元の人達が、水辺の環境改善再生を目指した、親水事業を始めた場所。
既に豊かな川を作る為に、湖畔林を育てる為に苗木が植えられており、この日参加したみんなで、苗木の手入れ作業!
良くわかんないんだけど、椎や樫の木だと思うんだ!
絶滅危惧種に指定されている、ニホンメダカや、海と川を行き来する魚、トウヨシノボリがいるそうだよ!
東京にある、身近にある森…って考えると、神社の森って、椎や樫など、どんぐりの木があるよねぇ。
きっと、こんな神社の森の景色が、古来からある、日本の古里の景色なんだろうねぇ…。
Photo by:PENTAX Optio WG-1 GPS
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