ヤマハの電動バイク「EC-03」に乗ったよ!
ヤマハの電動バイク「EC-03」に乗りました!
いや~~。
パッソルと比べて、格段に加速が良いね!
ウイーーーン っていう音(モーター音)は、小規模ながら飛行機が離陸する時みたい。
(ホント、小規模ですが。。。)
小さな試乗会場では、あっ!という間にUターンとなってしまう。。。
…というのが、ボクのファーストインプレッション。
実はボクね、
2007年に初めて“電気自動車”に試乗したのですヨ。
(自分で運転ネ! 沢山の車種に乗ったヨ!)
その時の感動は忘れられない。
やっぱりウイーーーン っていう音なんだけど、ものスゴイ加速力!
ポルシェも運転はしたコトあるけど、
ガソリン車で、こんな過激な加速を体験したコトはナイ!
試乗車の“電気自動車”は、軽だったり、SUVだったりだからね!
しかも、聞こえてくるのはモーター音とタイヤノイズだけで、とっても静か。
『えっ!? コレが電動なの???』
電動って、スゴイなぁ~
電動=Eco っていう勝手なイメージから、とっても弱弱しいイメージが一転!
電動(モーター)ってスゴイぞ!!
コレぞ正しく「モータースポーツだよ!」と、感動の体感したのです。
2002年に、電動スクーターの“パッソル”(Passol)を発売し、
2005年には“Passol-L”、“EC-02”(イーシー ゼロ ツー)を発売。
残念ながら、“パッソル”や“EC-02”が発売された時、この時は電動の凄さは体感できなかったんだよね!
(モチロン、クルマとはモーターの大きさ(出力)が違うだろうし、だいたい“パッソル”や“EC-02”は、原付登録のバイクだからね!)
それでも、日本のバイクメーカーの中では、
いち早く次世代エネルギー(の一つ)、“電動バイク”を世の中に出して来たヤマハ。
モチロン、ホンダも電動バイクを開発してるんだけど、なかなか発表しなかった。
(ホンダは「EV-neo(イーブイ・ネオ)」を、今年の12月から法人向けにリース販売するよね)
トコロが、今年の東京モーターショーでは、KTMが電動のスポーツバイクを発表!
しかも、スピードを競うエキサイティングな“エンデューロバイク”と“モタード”として。。。
↑コレが電動のスポーツバイク
発売はまだだけど、オレ的には“電動バイクの可能性”が見えた瞬間でもあったね!
そして今回は、ヤマハが「EC-03」という電動バイクを発表!
コッチは、市販車
(原付のスクーターだけど、完成車ってワケだ・・・)
バイクもクルマと同じく、次世代エネルギー源は“電気”だね!
でも、、、
電動の凄さ(感動)を知っているボクは、ヤマハの方に詰め寄ったんだ!!
『なんでEcoってイメージのモノになると、こういうデザインなんですかね? 電動バイクってもっとエキサイティングな、スポーツバイクになるんじゃないか…ってボクは思うんですよね!』
「何言ってんのスパちゃん。この“EC-03”のデザインをよーく見てご覧よ! 将来への可能性が沢山隠されているじゃないか!」
『へっ!? そ、そ、そうなんですか???』
じーっと、見てみた・・・
色々なトコロを見ても分からず、、、
もう一度乗ってみて、、、
もう一度、よーく見てみた!
『ど、ど、どんなトコロに、未来の可能性が見えるんでしょうか…?』
「オイオイ! もう、スパちゃん、頼むよぉ~」
「フレームもそうだけど、動力源(モーター)の位置って、独特だろ!? コレは、エンジンでは出来なかった事だよ!」
『えっ、どういう事ですか?』
エレベーターにも載ってしまう、全長1,565mmのコンパクトサイズ。
それに、このバックボーンフレームと動力源のモーター位置。
「つまり電動のバイクは、今までの“内燃機関”とは違って、色々なコトが出来る可能性が有るって訳よ!」
『ほう、ナルホド・・・』
「エンジンのバイクで培ってきた常識以上のコトが、この電動バイクにはあるってワケ。」
「 まっ“EC-03”は、あくまでも原付一種登録の“パッソル”の流れを組む後継機種だから、こんな風に誰もが乗れる、優しいデザインだけどね。 コレがスポーツバイクになったら、、、って思うと、ワクワクするだろ?」
ほう~。
開発者の発想ってのは、凡人なボクにはよくわかんないけど、、、
まっ、コレ“EC-03”はまだ第一段階で、色々な可能性が待っている…ってコトは、なーんとなく分かった気が…。
この日はね、都内のホテルで「EC-03」がマスコミにお披露目されたのですが、
その席で、ヤマハの新社長、柳弘之氏 自らが、ヤマハの戦略をプレゼンテーション。
「新興国市場への低価格二輪車投入」
「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」
「次世代環境対応エンジン」
「スマートパワー」を中期成長戦略の柱とする。
そして、この4分野には、今後3年間で620億円を投資するコトを発表!
特に最後の「スマートパワー」という分野。
この電動二輪車の「EC-03」も「スマートパワー」戦略の1つ。
(スマートパワーとは、ヤマハにおける環境性能に優れた次世代動力源の総称。EVや燃料電池車、ハイブリッド車などもスマートパワー)
「EC-03」の後継機種を、2010年代の中頃までに3~4機種を発表する予定だそうだ!
この「EC-03」が“パッソル”や“EC-02”と大きく違うのは、、、、
バッテリーを外して充電するのではなくて、
バイクから電源コードを引き伸ばしてコンセントから直接、車体に固定されたリチウムイオン電池を充電する“プラグイン”方式という事。
シートを開けると、コンセントブラグが出てくる
そして、
↑コレが、なめらかな走りを生み出す、超薄型ヤマハ・インテグレイテッド・パワー・ユニット。(通称:YIPU)。
モーターの出力を1.6psから1.9psにUP。
バッテリーも25Vから50Vして、サイズの大型化を図った。
脱着式より固定式バッテリーの方が、
容積の確保(大型化)が出来るそうで、これが“プラグイン”に変更した最大の理由だそうな。
『バッテリーが外せないんなら、ドコで充電するの?』と思いきや、
“EC-03”の全長は1565mm。ほとんどの高層マンションのエレベーターに乗るサイズだから、「室内で充電するコトも可能なんですよ!」とのコト。
ホー。
ナルホド!
ボクの知人にね。
電動パッソルで、世界45カ国、5万キロの旅から帰国した、“藤原かんいち さん”がいる。
コレ、2008年に帰国した、かんいちさん。
「電動バイクってさぁ、ガソリン車と違って、部屋の中に入れても臭くないんだよ!」って言ってた、印象的な言葉。
(今もこのバイク、藤原家の居間に飾ってあるそうだ。)
しかも、5万キロも走って“ノントラブル”って聞いて、驚いた!
「パンクはあったけど、それ以外の故障ナシ! メンテもナシ!」
「エンジンじゃなくて、モーターでしょ! チェーンも無いからメンテナンスする所も全然無いんだよねぇ」と、かんいちさん。
だから45カ国の旅でも、
汚れたタイヤと下回りを濡れ雑巾でピュッ! と拭いて、ホテルの部屋の中に保管。
室内保管で、バイク盗難の心配が全然無かったそうだ。
「スゴイよ。電動バイクは…」と、この時既に、電動バイクのスゴさを沢山話してくれた、かんいちさん。
『ガソリン車とは全く違うんだなぁ~』と痛感したボク。
…でも。
今回の“EC-03”。
モーターがパワーUPしたのは良いけど、プラグインじゃ、かんいちさんの様な、長距離の旅が出来ないのが、ボク的にはちょっと残念。
(“かんいちさんの旅”では、奥さんが先回りしてバッテリーを充電し、航続距離を伸ばしていたのです。。。)
「スクーター(原付1種)の月間平均走行距離は、100km以下というユーザーが半数以上。300km以下のユーザーが80%以上というデータがあるんです。1日あたりの利用が5~15kmの方が大多数なんです。」
と、“EC-03”の使い方には、“近距離移動用”と、かなり割り切っているヤマハの担当者の説明。
充電時間は約6時間で、一充電あたりの走行可能距離は、30km/h定地走行で43km。
↑カタログ値
(実際には走り方にもよるけど、25km程らしい)
(一充電あたりの電気代は約18円)
↓なぜか、、、
「L+bike(レディスバイク)」編集長・谷田貝さんとのツーショット!
まだまだ産声をあげたばかりの電動バイク。
電動バイクは、これからスゴイ事になりそうだよ!!
YAMAHAの
“EC-03”オフィシャルサイトはコチラ
http://www.yamaha-motor.jp/ev/ec-03/
« コレって、今日の地震雲かな? | トップページ | 「セロー ナチュラル ホリデー」の裏側日記 (前日編) »
「バイク」カテゴリの記事
- テレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」に出演します。放送日 6月6日(月) 23:15~(2022.06.06)
- 8/8(土)生配信! 去年マン島TTで3位、パイクスで崖から転落したTEAM MIRAI の参戦報告会のMC務めます!(2020.08.06)
- ヤングマシン9月号。連載中の『近藤スパ太郎の「電動バイクに乗っタロウ!」』で、glafit「X-SCOOTER LOM」に乗りました!(2020.07.26)
- BASコラムで、洞窟レストランへツーリングに行った記事が公開されました!(2020.07.20)
- ホンダの電動バイク「BENLY e:」の試乗レポートが、ヤングマシンWebに掲載されました!(2020.07.14)
「スパ日記」カテゴリの記事
- まさかのユーザー車検、2回目ジンクスにビックリ!!(2022.07.06)
- ICチップもまっプタツ!!(2021.11.19)
- ご近所ウォーキングで 秋の訪れを知る!(2020.10.03)
- ライムグリーンが美しい!(2020.09.04)
- 葉っぱ付きのどんぐり発見!(2020.09.03)
「Eco Bikers Club」カテゴリの記事
- ヤングマシン8月号。連載中の『近藤スパ太郎の「電動バイクに乗っタロウ!」』で、GOCCIA(ゴッチア) GEV600 に乗りました!(2020.07.01)
- 【お知らせ】小林愛里彩 東京モーターショー ADIVAブースでMC・モデル 出演します(2019.10.18)
- BBBTVで、デリバリー専用の電動3輪バイク「バトラ」を試乗インプレしました!(2018.07.05)
- TEAM MIRAI マン島TTと、パイクスに、電動バイクでの参戦発表を行います。(2018.05.11)
- TEAM無限のマン島TT、決勝レースは今日の夜に変更になっています!(2017.06.08)
「排気量 UNDER125cc 」カテゴリの記事
- ヤングマシン9月号。連載中の『近藤スパ太郎の「電動バイクに乗っタロウ!」』で、glafit「X-SCOOTER LOM」に乗りました!(2020.07.26)
- ホンダの電動バイク「BENLY e:」の試乗レポートが、ヤングマシンWebに掲載されました!(2020.07.14)
- 【出演のお知らせ】単車倶楽部 11月号 「SPANCHOOSのウキウキ! Bike Life Take-3」ご覧ください!(2018.09.25)
- 昨日発売、アンダー400で「イーハトーブトライアル記」 書きました!(2015.10.07)
- 50万以下のスゴいバイク…の特集が面白い!(アンダー400最新号)(2015.08.15)
「スパ太郎 インプレッション!」カテゴリの記事
- BMWの電動バイク「C evolution」 (Cエボリューション)に乗ったプチインプレッション!(2016.01.12)
- またまたグッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター フォーシーズンズ」(Vector 4Seasons)に履き替えて、冬支度完了!!(2014.12.22)
- スパ太郎三種の神器(イーハトーブトライアル取材篇)(2013.08.31)
- 無添加石鹸に、クエン酸リンス、良いよ!(2013.02.21)
- 雪道なかなか良いヨ! グッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター フォーシーズンズ」プチインプレ!(2013.02.05)
コメント