“オランダ大使館”潜入で見た、本当のオランダ事情!
さっ! いよいよ明日対戦するオランダ。
TVでも、「対戦相手のオランダってどんな国?」なんて、色々やってますが、
実はボク、今年の春に、オランダ大使館に潜入して来たのです。
…というコトで、明日の日本代表の勝利を願いつつ、
「スパ太郎が見た、対戦国オランダとは?」を、ちょっと。
そもそも、ボクがオランダを訪れたのは、21歳の時に遡る。
正にこーんな時代に、オランダ代表の選手達は育ったのです。
モーリス・ベジャール振り付けのバレエ、「ザ・カブキ」(東京バレエ団公演)に出演していたボクは、5カ国9都市、ヨーロッパ公演の最後の地が、オランダ・アムステルダムだったのです。
今のオランダはね。
政府の改革(ワークシェアリングや、社会保障の充実)によって、とても良い経済状況となりましたが、当事は、とっても不況な時代。
特にアムステルダムは、国際的な港町で色々な国籍の人がいる街。
とても治安が悪く、「ドラックが蔓延しない為に、ライトドラックであるマリファナは解禁されているんだよ! でもダンサーなら勧められてもダメだよ!」 と現地のダンサーから説明を受け、ビックリ!
カフェに入れば、マリファナのメニューが普通に出てくるし、街でも、怖そうな売人からマリファナを勧められたオレ。
『アイム ノー スモーキング!』と、断ると、
「アーユー、スポーツマン?」
『Yes.Yes。I'm スポーツマン!』
「Oh~! Sportsman! Yes.Yes。。。」と、どこかへ行ってしまった。
そっか。解禁されてるとは言え、スポーツマンはやっぱりマリファナはやらないんだナ!
と、妙に納得。
そんな一角に、アンネ・フランクが身を潜めた家があったりもする。
宿泊したホテルニューオータニの日本人スタッフからもね、
「特にこの辺りは、NYよりも治安が悪いですから、絶対に行かないで下さい!」と、地図に赤丸をつけられたエリアが有った程。
(当事はNY郊外も治安が悪かった…)
実際にボクは、
特に危険エリアではナイ、観光地としても有名な“ダム広場”付近で、スリにあい、犯人達8人程と、大乱闘になったのです。。。
遠巻きに見ている人は沢山いるのに、誰も助けてくれない。 それどころか、ボクの財布から落ちた小銭に、皆が群がっている。
(殺されなくて良かった…)
フランス、イタリア、東ドイツ、西ドイツと、ヨーロッパ5カ国公演「最後の国」でありながら、今までとは全く違う様子に、カルチャーショックの連続でした。
正にこんな時代に、オランダ代表の選手達は育ったのです。。。。
そして、あれから、≒20年。
先日発売になった「トコトン楽しむスポーツ自転車の本」の取材の為、
ボクは、自転車大国のオランダ大使館へ潜入取材を行ったのです。
(あれ? amazonへのアフェリエイトって、どうやってやるんだ???)
おぉ! 懐かしい、オランダのマーク。
自転車大国、オランダの自転車については、
同じく、自転車発祥の地ともされる、ドイツの事情と共に寄稿しています。
へぇ~。
日本の自転車インフラも、こうなるベキだよなぁ~と、とっても参考になるコトばかり。
本、見てね!
特に国交省、警察庁の方には見て欲しい…
(だから、amazonのアフェリエイトがわからない…)
で、大使館潜入で観たモノ。
オランダの代名詞、チューリップと、、、
電気自動車、アイミーブのオランダ大使館仕様!
おぉ~!!
オランダは、環境先進国でもあるもんネ!
オランダ大使館、広報担当のBさん(オランダ人)と、本題のオランダの自転車事情について、インタビュー。
『まず、オランダはどんな国ですか?』と聞くと、、、
「オランダ、サッカー強いですね。今年のワールドカップ、優勝はオランダですよ!」
へっ!? 自転車の取材なのに、何でサッカーの話し?
「オランダ人は、とにかくサッカーが大好き!」(あと、ビールも好き!)の様だ!
いや、サッカーのみならず、国民総じてスポーツをするコトが大好きみたい。
オランダ人の子供が“絶対!”に習う、3つのコトがあるそうな。
- 水泳
- アイススケート
- 自転車
↑コレみんな、スポーツじゃん。
しかもみんな全身運動だったり、有酸素運動だったり、だよね。
つまり、子供の頃から基礎体力が養われているってワケ。
特に自転車。
自転車はね、4歳頃に親からプレゼントされ、交通ルールやマナー、乗り方等を、徹底的に教わるらしい。
学校の授業でも「自転車の乗り方」やライセンス等が有ったり、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、一生乗り続けるのだそうな。
と言うのも、人口密度が世界第2位の、オランダにとって、自転車は一番効率的な移動手段。
公共交通機関にも自転車は持ち込めるし、自転車所有率は、一人 1.1台と、世界NO,1。
↑コレや、コレ↓
(コレは、ジャイアント・オランダ仕様)
こういうのが、オランダの一般的な自転車。
“ママチャリ”ならず、おばあちゃんも乗るので、“ババチャリ”と呼ばれているらしい。
しかも26インチや27インチではなく、28インチが殆ど。
(オランダ人は、国民平均身長190センチ以上と、コレも世界一)
で、 注目は、ココ↓
ドラムブレーキで、、、
スプロケ(ギア)が、メチャクチャ小さい ってコト。
(日本のスポーツ車よりも小さいかも?)
ドラムブレーキなのは、
距離を沢山乗るので、消耗部品のブレーキはコストパフォーマンスの良さから。
(どんだけ乗るの?)
スプロケが小さいってコトは、、、
スピードを出して乗っている = 漕ぐのが重い = みんな脚力がある
ってコト。
日本人の様に、サドル低めセッティングではなく、全身の力が効率良く駆動力になる、高めのセッティング。
(脚を伸ばした時に、膝が軽く曲がる程度の高さ)
“ババチャリ”は、日本の“ママチャリ”の様な、ゆる~い乗り物ではなく、スポーツも兼ねた乗り物。
子供から、おばあちゃんまでもが、このスピードが出るセッティングだからね。
全ての国民の移動手段が、基礎体力や脚力UPに繋がっているってワケだ・・・!
ちなみに、インタビューをしたBさんも、日本にいたってモチロン、通勤も都内移動も全て自転車。
オランダでは、国会に通う大臣も、女王陛下も、みーんな自転車で移動するそうな。
※王室が自転車で移動する姿は、コレに載ってるよ!
(だから、アフェリエイトがわからない…)
子供の頃から、水泳、スケート、自転車で全身を鍛えられ、
特にサッカーは大衆スポーツの人気NO,1 だと言うオランダ。
(オランダのサッカー連盟KNVBは、会員100万人を抱える国内最大のスポーツ組織です)
「ですから、ワールドカップ優勝は、オランダですよ!」 と、自転車インタビューは締めくくられました。
ちなみに、在日オランダ大使館HPにも、
「サッカー、サイクリング、スケート」
が、国民のスポーツとして大々的に紹介されています。
http://japan.nlambassade.org/
日本語ページで、
【オランダという国】→【スポーツ】をクリック
そんな明日のオランダ戦。
ガンバレ! ニッポン!!
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コメント
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人は故郷を離れて尊し。
投稿: kouy | 2010年6月19日 (土) 17:24
そうね。
5カ国9都市の海外公演(約3ヶ月だったかな?)は、
ボクにとって、“初海外”。
いきなりのヨーロッパの地で、日本って国を、外から見るコトが出来ました。
特に色々とあったアムステルダムは、ボクにとって思い出深い“地”なのは確かです。。。
投稿: ☆スパ | 2010年6月21日 (月) 19:55