“オサート”と“クロスリンキング”の可能性
まだ医学会でも発表されていないそうで、このブログがいち早くの“チラ報告”の情報になるのかも知れません。。。
“プチ・リーク”って言うの? こういうの。
(うそうそ)
さてと。
先日の診察でね。
三井メディカルクリニックの三井院長が、ボクにチラリと語っていたのが、
『“オサート”治療の先にある“クロスリンキング”の可能性』です。
「クロスリンキング」とは、角膜の強度を高める(固める)コトで、円錐角膜などの進行を防ぐ治療。
具体的には「ビタミンB2の投与」と「紫外線(UVA)の照射」で固めるのだそうだ。
「クロスリンキング」は日本ではまだあまり聞きなれない治療だけど、欧米では既に円錐角膜の治療の一つとして確立されている療法らしい。
(アメリカではFDAも認めているって言ってたかな?)
実はここ1年半ぐらいかな?
三井先生は、ヨーロッパやアメリカの学会に頻繁に出席していたので、ボクもなーんとなくは、先生との雑談で、クロスリンキングの可能性について聞いていました。
それがいよいよ、三井メディカルクリニックでも本格始動したのです。
「円錐角膜」ってのは、、、
文字通り、角膜が前方に、円錐状に突起してしまう疾患。
角膜の形状が変わるわけだから、ピントが合わず、視力は低下。
進行と共にメガネやソフトコンタクトレンズなど、通常の方法では視力矯正が不可能となってしまい、特殊なハードレンズを使用するか、
あるいは最終的には亡くなった方からの「角膜移植」を選択するしかない、治療に難渋する病気なのだそうだ。
そう。この角膜移植の話し。
バイクのツーリングでスリランカに行った時に、スリランカから日本に、角膜が送られているコトを知りました。
戦後のサンフランシスコ講和条約会議で、敵国だった日本に対して「憎しみは憎しみによって止まず。愛によってのみ止む!」と、仏教用語を引用し、分断されようとしていた日本を救った事でも知られる、スリランカの故・ジャワルダルナ大統領も、
「私が亡くなったら、片目の角膜はスリランカ人に、もう一方の目の角膜は、日本人に移植する様に!」と遺言を残し、遺言通り日本人に移植されたそうです。。。。
(日本人のおばあちゃん2名に移植され「孫の顔を見た!」 という感動秘話を、後で聞きました)
故・ジャワルダルナ大統領を考えながら走った
『近藤スパ太郎が行く! スリランカツーリングの旅』
http://www.odoroku.tv/vod/000000089/index.html
↑あっ!とおどろく放送局でオンデマンド放送中!
話しは戻って、、、
実は三井メディカルクリニックにはね、ボクの様な“通常の視力矯正”ではなく、
レーシック治療で失敗してしまった方や、レーシック治療後に“再近視化”してしまった方、
そして円錐角膜の治療の為に“オサート”を行っている人も沢山いるのだそうだ。
(レーシックのアフター治療がメチャクチャ多いのは知ってたけど、円錐角膜も、オサートで矯正出来るんだ…)
でも、円錐角膜は進行性の疾患。
そこで、クロスリンキングの技術を応用して、「オサート/オルソ-K」で形付けされた角膜を固めてしまう治療を、三井メディカルクリニックで行い、成功!
(↑世界初! まだ未発表!)
角膜が良い形で固められるコトで、円錐角膜の進行もストップ(若しくは遅くなる?)。
今までの様に、オサートレンズを毎晩装用する必要が無くなるのだそうだ。
…って事はだよ!
『先生。 ボクみたいに視力を出す為に“オサート”を行っている人でも、“クロスリンキング”で良い視力を固められちゃうって事ですか?』
「まだ近視治療の方には行っていないのいで「絶対に出来る!」と断言は出来ませんけど、円錐角膜では成功している訳ですから、理論的にはそうです。 大いに期待できる治療だと思います!」
しかも円錐角膜の治療例では、一度固めても、やり直しが出来るのだそうだ!!
『うぉ! スゴイ!!』
「そうなんです。これはかなりスゴイ事なんですよ!」
だよね?
レーシック(オサートと同じ角膜療法)は、一発で視力が回復出来る可能性があるけど、リスクを伴う。
けど、オサートはあくまでも特殊レンズによる形付けだから、毎晩装用する事が面倒。
オレみたいに、せっかくのレンズを割ってしまう可能性も・・・・・
でも“オサート”が“クロスリンキング”と連動して行えるなら、角膜を削ってしまうリスクが無く、矯正した視力を、Keep出来るって訳ジャン!!
『先生。今の一連の話って、世界初の成功例ですよね?』
「そうなんです!」(ニコニコ)
『本当なら、ネイチャー誌とか、サイエンス誌に論文発表出来る画期的な事じゃないですか!? ボクのブログに先に書いちゃって良いんですか?』
「ホント、そのくらい画期的な事ですヨ。 でもスパ太郎さんのブログなら、良いですよ!」
おぉ!!
このブログ!
ネイチャー誌に勝ったぞ!!
「是非スパ太郎さんにも、この“クロスリンキング”の体験第一人者になって貰える様に、もっと良い視力が出るようにオサート治療して行きましょう~!」
『ハイ!』
おぉ!
これが先生の言う『最後のミッション』か……。
ん?
体験の第一人者……って事は、、、、
言葉を変えれば、実験台じゃないのか???
前例が無いワケだし……
まっ、欧米での症例は沢山あるワケだし、
リスクは低そうだし、
可能性は高いワケだし。。。。
なんたって、スゴイ事だし。。。。
このミッション、乗った!!!
三井メディカルクリニック より
オサート & クロスリンキング情報
■5/27(木)発売
マガジンハウス「Tarzan」
視力回復治療「オサート/オルソ-K」
最新治療「クロスリンキング」
■5/2(日)21:00~22:00放送
フジテレビ「エチカの鏡」
視力に関する特集の中で視力回復治療として
「オサート/オルソ-K」が紹介されるそうです
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